今回は【進路に悩む高校生】に向けた記事になります。
私は、1年前から、日中は大学に行きながら夜は専門学校に通っています。いわゆる「ダブルスクール」をしています。
大学在学中に、どうしても服を作る仕事がしたいという夢を諦めきれず、大学に行きながら夜間にファッションデザインの専門学校に通う選択をしました。
高校生の皆さんが進学を考える時、多くの人が「大学」と「専門学校」を選択肢に入れるのではないでしょうか。
大学に行かないと取れない資格などがある場合は別ですが、大学か専門学校のどちらに進学しようか悩んでいる人は多いと思います。
そこで今回は、大学と専門学校をダブルスクールしている私が感じた、各々のメリット・デメリットを紹介します。
ぜひ、大学と専門学校を比較する参考にして下さい。
こと
ぜひ、大学と専門学校を比較する参考にして下さい!!
大学に行くメリット
「大卒」が取れる・将来の選択肢が増える
大学に進学する人が多い理由として、「大卒」資格が取れるからという人は多いのではないでしょうか。私自身も同じで、大卒を取るために大学進学を決めました。高校生の時の私は、まだ将来やりたいことが決まっておらず、とりあえず大学に行くという選択をしました。
求人サイトを眺めていると、応募資格に大卒以上と書かれているものも多く存在します。そのため、大卒を持っていて損は無いと思います。仕事の選択肢が広がります。
また、どんな分野を学んでいても大学を卒業したという肩書がもらえるのはメリットだと思います。
自由な時間がたくさんある
大学生の大きな特権は、自由な時間がたくさんある事です。
私の場合、文系の学部で特に国家資格も取らないので、拘束時間が少なく自由な時間が多いです。
私は自由な時間を使って、英語の勉強をしたり、独学で簡単なプログラミングの勉強をしていました。また、アルバイトをしてお金を貯めて歯列矯正を始めたり、ボランティア活動に参加していました。今は、趣味のミシンに熱中しています。
私の知り合いには、
- 部活に没頭している人
- 留学に行って英語力を磨いている人
- ボランティア活動団体を引っ張っている人
- バイトをしてお金を貯めている人
- 長期インターンシップに打ち込む人
など様々な人がいます。
また、大学生のうちに様々な経験をして、将来やりたい事を見つけることもできます。私自身も、大学在学中に夢を見つけました。
こと
やりたい事が無くてもとりあえず大学に進学して、自由な時間を使って「やりたい事」を見つけるのもおすすめです。
大学生という肩書きでいろんな事に挑戦できる
大学生は、大学生という肩書を使って大学の外でも様々な事に挑戦できます。
アルバイトの求人を見ていると、大学生歓迎と書かれている求人をよく見つけます。大学生だと、アルバイトをする時間もあるので、色んなアルバイトに挑戦するのもありです。
また、全国の大学生と交流できる学生団体に入ったり、自分で学生団体を立ち上げることもできます。大学生というだけで、色んな事に挑戦できる機会が得られるので、その特権を活かして様々な事に挑戦して欲しいです。
人との出会いがある・人脈ができる
大学は、高校までと違い全国からいろんな人が集まります。そのため、様々なバックグラウンドを持った人達と関わる事ができます。
私自身も、新しい友人や尊敬できる先生と出会ったおかげで多様な考え方に触れ、視野を広げる事ができました。
大きな大学だと、いろんな学部の人と交流できるので、人との出会いが楽しいはずです。
専門学校に行くメリット
専門分野を無駄なく深く学べる
専門学校の大きなメリットは、その分野に特化した学びが得られる事です。
将来やりたい事が明確にある人にとって専門学校は、その分野のことを深く学べるのでとてもおすすめです。
大学だと座学が多いですが、専門学校は実践的な学びが多く、卒論を書いたりなどが無いため、効率的に多くのことを学べると感じます。
私が通っている専門学校では、理論だけでなく、実際に服を製作する時間が多いです。
大学よりも社会に出るのが早い
大学だと最低でも4年間通わなければなりませんが、専門学校だと3年課程が多いです。
大学だと専門分野の他に教養科目などを学ぶ必要があります。卒論も書く必要があるので必然的に在学期間が多くなるのかもしれません。
入学試験がない
専門学校は大学と違い、ほとんどの学校では入学試験がありません。
私の通っている専門学校でも、入学試験は無く、入学希望理由を書いた文章を提出するだけでした。
入学のハードルが低いため、社会人になってから学び直しをする人も多いです。
また、昼間部だけでなく夜間部を設けている学校もあります。私の通っている専門学校の夜間部にも、社会人をしながら通う人が多くいます。
入学試験が無いので、試験費用が必要無いのも魅力的です。
大学に行くデメリット
社会に出るのが遅くなる
大学は最低でも4年間通う必要があるので、高卒で働いている人に比べると、社会に出るのが4年も遅くなります。
また、専門学校に比べると在学期間が長く、早く社会人になって稼ぎたい人にはおすすめできません。
また、周りの皆んなが大学進学するからと言った理由や、親に言われたから大学に行くなど、周りに流されて進学すると無駄な4年間を過ごす可能性があります。大学に行くかは、自分で考えて決めましょう。
専門分野以外にも取得しなければならない科目があること
大学には、専門科目以外に教養科目が存在します。自分に興味の無い科目であっても単位を取らなければ卒業できません。
私自身も、大学1年生の頃は専門科目よりも教養科目が多かったです。興味の無い科目も沢山あったので、1年生の途中からさぼり気味になりました。
学部によっては専門的な職業に直結しない
専門的なことを学べて職業に直結する学部や、資格を得られる学部だと就職活動はしやすいと思います。
しかし、文系で資格なども取らない学部だと、職業に直結するスキルが無いので、就職活動で苦労するかもしれません。
私の所属する学部も専門的では無いので、過去の卒業生は営業職・総合職が多く、職種の選択肢は多くありません。
大学受験をする必要がある
大学は、入学するために大学受験を突破しなければなりません。
大学は専門学校と違い、入学するハードルが高いです。
大学のレベルや、学部によって難易度が変わるので、相当努力しないと入れない事もあります。
社会人になってから、気軽に学び直しするのは難しいです。そのため、大学進学を少しでも考えている人は、早くから勉強に取り組んだ方がいいでしょう。
受験費用がかかる
受検の際に、落ちることも考慮して複数学校を受ける人は多いのではないでしょうか?
すると、受験校が増えるたびに受験費用が高くなります。
私自身も大学受験の際、3つ大学を受験しました。その上、複数の受験方法を受けたので、受験費用はとても高かったです。
入学する前に、受検のための出費が必要なのは大きな欠点だと思います。
専門学校に行くデメリット
大卒資格が取れない
専門学校だと、大卒資格が取れないというデメリットがあります。
求人の応募資格に大卒以上と書かれた場合、専門学校卒だと応募すらできません。
将来、専門学校で学んだ事以外にやりたいことを見つけた際に、選択肢が狭まる可能性があります。
大学と比べて自由な時間が少ない
専門学校だと大学よりも在学期間が短いので、その分授業はぎっしり詰まっています。
大学だと自由に時間割を組めますが、専門学校だと授業は決まっている場合が多いです。私の通っている専門学校も、日ごとに授業内容が決まっています。
専門学校に対して忙しいイメージを持っている人も多いと思いますが、その理由の1つに休みが少ないという理由が挙げられます。
専門学校は土日が休みで週5日間通学する学校が一般的です。朝9時から16時頃まで授業が組まれている学校がほとんどでしょう。 なぜなら、認可校の専門学校では年間800時間以上の授業を行うと定められているためです。
そのため、朝から夕方までみっちりと授業スケジュールが組まれています。比較的自由にスケジュールを決められる大学とは違い、休みの日数や期間は短くなります。
大学であれば年間200日程度休みがありますが、専門学校の場合170日程度です。引用元:https://www.best-shingaku.net/s-matome/senmon/c000678.php
年間学費が高い
専門学校と私立大学の年間学費はほとんど変わりませんが、国公立大学と専門学校の年間学費を比べると、専門学校の学費はかなり高くなります。
私は専門学校の夜間部に通っているので、昼間部の半額の値段で通えています。
夜間部を設けている学校もあるため、費用面で心配な人は調べてみるといいでしょう。
まとめ
今回は、大学と専門学校をダブルスクールする筆者が感じた「大学と専門学校」それぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。
進路に迷っている人がいれば、
ぜひ参考にしてください!